彼の事を気にしなくなったのは良いけど [女子大生]
朝の8時、めざましで起こされる
隣では、若い彼女が目をこすりながら、「おはよう」とつぶやく
照明を明るくすると、すっぴんのかわいい彼女の顔が現れた
「僕は、すっぴんの顔、すきだな~」
「もう~~あんまりじろじろ見ないで、はずかしいから~」
そんな事を言いながら、顔を赤くする彼女
身支度を整え、ホテルを出ると、やたらとまぶしい太陽がこちらを照らしている
でもまだ、寒いよね・・・
彼女の前を歩きながら、近くの喫茶店に入りモーニングを注文する
少しだけど、彼女が元気になった様に思う
と、言うのも、おしゃべりが止まらない・・・
無理してるのかな?
失恋して、別れたばかりで、
私に寂しさをぶつけて来たんだから・・・
食事が終り、また会う約束と、連絡先の交換を済ませた
食事だけの友達なら、連絡先の交換はしないんだけど
この場合仕方ないか・・・
だって、おじさんの電話番号を知っても、喜ぶ女性はほとんどいないから・・・
彼女は「メグ」という事もこの時に知ったと言うか
ハッピーメールのハンドルネームが「メグ」そのままの名前だった
久しぶりに頑張ったから、体がクタクタ・・・
もうしばらくはいいやとその日は思っていたのだけれど
その日の夜には彼女からラインが送られてきた
「敏さんすごした時間、すごく良かったです、あんなに感じたのははじめて、もう敏さん無しじゃ生きられないかもしれません」
あっちゃ~、これはダメなパターンかも
そっけない返事を返したんだけど
「今度の金曜の夜、一緒に食事お願いします」
誘われてしまう・・・
次の日から、毎日彼女からの連絡が来るようになる・・・
ラインで、「電話しても良いですか?」と必ず問い合わせて来るので
ちゃんと、私の事を考えてくれてるんだと思う
直ぐに彼女に電話をかけると、
明るい声で、電話を喜んでくれるのが解った
たわいも無い、一日の出来事をしゃべる彼女
あいずちしか打てない私・・・
でも、毎日、おじさんと電話する事で、気がはれるならいいよねって思う
そのうち、誰か良い人が見つかるよ
スタイルが良くて、かわいいからといつも言っていた、
金曜の夕方、彼女と待ち合わせて、食事、
彼女から、ホテルに誘われて・・・
また一夜を共に過ごす事に・・・
タグ:女子大生
コメント 0